ポートフォリオの説明は分かりやすかった。十コまではマイルド効果が高く、二十までは多少。それ以降はあまり影響しないとのこと(ランダムに選ぶか、相関の低いものを選んだ場合)
「何らかの要因について収益のプラス・マイナスが相殺される部分が増えるため、収益のばらつきが小さくなり、リスクが減っていく」
「高収益でリスクも小さい運用が出来るようになるというのは間違いで、低収益でリスクが大きい非効率的な運用におちいるのを避けるものであると、解釈すべき」
他は、オプションについての説明。ブラックショールズモデルだって要するに、ボラテリティを過去から計り、方向性についてはランダム・ウォークで捉えられているものとする。
基本はさや取りと、よく出てくるが、その具体例はほとんどない。仕組みを理解するのには、よい本である。生々しい部分はない。
金融工学について、その技術に掛ける費用ほどの効果はなくなるのではと懐疑的な部分が特徴。
古本で安ければ買ってもいいかな。
(市立・久・書庫)



